尿素クリームで二の腕ケアができるの?その保湿効果や副作用とは

肌荒れや黒ずみのケアとして、尿素配合クリームを使っている方が多いですね。
ドラッグストアで手軽に手に入る尿素配合クリームですが、その効果や副作用について知っておきたいですよね。
二の腕の黒ずみやブツブツにも効果が高いのか、調べてみました。

尿素は天然保湿成分で、古い角質層を溶かす効果もある

尿素とはNMF(天然保湿成分)の一つであり、皮膚のうるおいを保つ働きがあります。
角質層の水分を保持してくれている成分ですから、保湿性は抜群です。昔から皮膚の治療薬として広く使われてきた成分の一つなんです。
尿素は保湿性に優れた成分ですが、それ以外にもタンパク質を分解する働きがあります。角質はタンパク質から出来ているので、それを分解してくれる優れた成分なんですね。
ですが、使用する際には少し注意が必要なのです。使い方次第ではとても良い働きをしてくれる尿素ですから、積極的に取り入れていきたいですよね。

 

尿素というとオシッコを思い浮かべる方も多いと思いますが、尿素は決してオシッコのニオイがするわけではありません。尿素は確かにオシッコの中に含まれている成分ではありますが、化合物として人間の体内に蓄積されている成分の一つです。

 

もちろん尿素クリームもオシッコから作られているわけではなく、空気中の窒素ガスを使用して作られています。工業的に作られている成分ですから、衛生面でも安心して使用出来る成分なんですよ。
尿素クリームを試してみるとわかるかと思いますが、オシッコのニオイは全くしませんのでご安心ください。

尿素がブツブツお肌に与える効果とは

尿素がブツブツに荒れたお肌に与える効果として、主に以下の二つが挙げられます。

 

角質を溶かして柔らかくする

 

尿素はタンパク質を溶かしてくれる効果があるため、黒ずんで固くなった角質にアプローチをかけて分解してくれるのです。
皮が厚くなり乾燥した肌に使用すると、ターンオーバーを促してくれる効果があります。
ターンオーバーを促してくれるということは、古い角質層が剥がれ落ちるスピードが速くなるということです。

 

古い角質層がどんどん剥がれ落ちてくれれば、肌の黒ずんだ部分もやがて剥がれ落ちキレイになっていくでしょう。
手触りも少しずつ柔らかくなっていき、ブツブツが固くなってしまっている方には効果がわかりやすいのではないでしょうか。

 

保湿効果

 

尿素は角質層の水分を保ってくれる成分ですので、肌環境を改善してくれる効果があります。土台からしっかりと作っていかなければ、いくら表面だけ良い化粧品を使用してもまったく意味がありませんよね。
尿素を使用する事によって、肌を土台から改善させていくことが出来るのです。
ターンオーバーを促し、肌環境も改善することが出来れば二の腕のブツブツ改善にも一定の効果があるといえるでしょう。

尿素クリームを使う上での副作用に注意しよう

尿素はタンパク質を分解してしまうほど刺激が強い成分ですから、デリケートな部位(顔や陰部)には使用しないようにしましょう。
また、肌環境が良くなり良い状態を保てるようになったら、それ以上使用し続けると逆効果になってしまうことがあります。

 

ターンオーバーが早くなり角質がどんどん剥がれ落ちていくと、まだ十分に育っていない表皮が角化しはじめてしまうのです。そうなると、角質層はいつも未熟な角質しかいない状態になってしまい、水分保持力のない乾燥しやすい肌になってしまうのです。

 

この状態でもさらに続けてしまうと、やがては敏感肌になってしまう場合もあるんです。

 

尿素を使用してある程度まで良い状態になったら、別の化粧品に変えていくというのが正しいやり方です。
また、尿素を使って肌荒れが起きてしまうケースも中にはあるようです。アレルギーを持っていて湿疹が出てしまう場合や肌が赤くなってしまった場合は、すぐに使用をやめた方が良いでしょう。

 

良い面と悪い面をしっかりと理解した上で使用すれば、キレイな肌を目指すには強い味方になってくれる成分ですよね。
肌の状態が改善したら、欲を出さずに一歩手前あたりで使用を中断すると良いでしょう。
乾燥肌になってしまってはせっかくキレイになったお肌が台無しです。
しっかりと使い方を理解した上で購入するようにしましょうね。